...かれは毅然(きぜん)たる態度(たいど)でそのなすべきことをなしつつある...
伊藤左千夫 「箸」
...はじめてあった幕府(ばくふ)の軍艦奉行(ぐんかんぶぎょう)木村摂津守喜毅(きむらせっつのかみよしたけ)に...
高山毅 「福沢諭吉」
...女も悲しそうな眼をして毅の顔を盗み見た...
田中貢太郎 「柳毅伝」
...其下は岡田毅三郎氏藏...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...青史の照らし見るところ管仲樂毅たそや彼れ...
土井晩翠 「天地有情」
...』と毅然として拒絶した...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...彼は資性剛毅の人であったこととて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...すなわち毅然たるその姿は何んとはなしに崇高な気に打たれるのです...
牧野富太郎 「植物記」
...丹三郎は毅然と坐ってい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...崔毅は半日も立っていた...
吉川英治 「三国志」
...楽毅(がっき)に比せんなどとするは...
吉川英治 「三国志」
...あの宮の豪毅不屈(ごうきふくつ)は天分のものだ...
吉川英治 「私本太平記」
...――剛毅(ごうき)無双な彼も...
吉川英治 「新書太閤記」
...けれど鎌倉以後の剛毅(ごうき)大志のさむらいもいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...勝頼の剛毅勇邁(ゆうまい)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただこういう辛酸(しんさん)のなかにも毅然(きぜん)として失わないものは...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長から感状をもらっているほど豪毅な質(たち)であった...
吉川英治 「日本名婦伝」
...一方に毅然として佇んでいる小がらな冠者に眼をとめた...
吉川英治 「源頼朝」
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